「シネマラムール」の管理人くらのすけの映画鑑賞日記です。 なるべく、見た直後の印象を書き込んでいるのでネタバレがある場合があります。その点ご了解ください。

2017-08-01から1ヶ月間の記事一覧

映画感想「ハイドリヒを撃て!ナチの野獣暗殺作戦」「ブランカとギタ

「ハイドリヒを撃て!ナチの野獣暗殺作戦」 第二次大戦中期、チェコはドイツに占領され、ユダヤ人の大量虐殺が進められていた。指導していたのはナチスのナンバースリーと言われたラインハルト・ハイドリヒ。彼を暗殺するため二人の男が送り込まれた。という…

映画感想「ロスト・イン・パリ」「キタキツネ物語」「雨のアムステル

「ロスト・イン・パリ」 宣伝を見たときは面白そうな映画だと思ったのですが、あまり笑いに繋がらなかった。物語の構成はなかなか凝っていて、ほんのしばらくの時間を三つに分けて描き、最後にまとめるあたりは楽しいのですが、現役の道化師としても有名らし…

映画感想「エブリシング」「少女ファニーと運命の旅」

「エブリシング」 カメラがとっても美しいし、画面センスが素敵なので、とってもピュアなストーリーの空気が綺麗に出ていてちょっといい映画でした。ラストの展開は原作があるので仕方ないのですが、その展開も、全体をスタイリッシュに処理しているので、心…

映画感想「ローサは密告された」「海辺の生と死」

「ローサは密告された」 フィリピンの下町を舞台にした物語ですが、第三国映画に見られがちな手持ちカメラと長回しによるドキュメンタリータッチの映像でリアリティのある緊迫感を出して行く。ただ、淡々と抑揚のない物語当展開はかなりしんどくなってきます…

映画感想「フェリシーと夢のトウシューズ」「夜明けのうた」「執炎」

「フェリシーと夢のトウシューズ」 やっぱりアニメはディズニーでないと夢は見られないですね。とにかく、ストーリーの配分が良くないし、見せるところが見せ場になっていないので、楽しめない。オペラ座の振付師が担当したという場面が本当に少ないし、主人…

映画感想「静かなる情熱エミリー・ディキンソン」「何か面白いことな

「静かなる情熱 エミリ・ディキンソン」 死後、1800編の未発表の詩が発見された詩人エミリー・ディキンソンの半生を描いた作品ですが、どうもエミリーがただクソ生意気な女性にしか見えず、激しい情熱の背後にひぞむ才能が見えなかったために、ただ、気の強…

映画感想「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章」「

「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章」 この手の映画を三池崇史監督が作ったのだから、どんなものになったのかと思ったが、ものすごく真面目に、ドラマとして仕上げているのには若干戸惑ってしまった。もう少し吹っ飛んだ映画を予想してい…

映画感想「夜明けの祈り」「ウィッチ」

「夜明けの祈り」 非常に丁寧に作られた人間ドラマという感じの作品で、人間が持つべき本来の姿が、自らが作った制約と愚行のためにいつの間にか誤った方向に進んでいるのを見据えるかのような作品でした。監督はアンヌ・フォンテーヌという人です。夜明けの…

映画感想「トランスフォーマー 最後の騎士王」「破れかぶれ」「メキ

「トランスフォーマー 最後の騎士王」 相変わらずクライマックスは抜群に面白い。ほとんどCGゲームの世界になるけれども、絵作りがうまいのだろう。ものすごい奥行きと大きさを感じさせる画面が圧倒的な迫力で締めくくって行くのはこのシリーズの最大の特徴…

映画感想「海の勝負師」「銀座の恋の物語」

「海の勝負師」 たわいのない映画です。まさに映画を大量生産していた時代の一本という感じの作品で、ストーリーも展開もその場その場で作っていったような流れで、一体どういう話かツッコミどころ満載。でも当時の空気感は感じることができるからこの手の映…

映画感想「ファウンダー ハンバーガーー帝国のヒミツ」「甘き人生」

「ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ」 実話に基づいた一人の男の成功物語、というか、何故今までこの話が映画にならなかったのかというレベルの物語で、もっと史実的な映画かと思ったのですが、えらく楽しく観れた。というより全く退屈しなかった。監…

映画感想「君の膵臓をたべたい」「嵐を突っ切るジェット機」「狂熱の

「君の膵臓をたべたい」 いやぁ、思ってた以上にいい映画でした。泣かされたのもありますが、なんか生きる勇気を与えてくれたような気がします。とにかく、原作がいいのでしょうが、主演をした浜辺美波が抜群に素晴らしく、映画を最初から最後まで引っ張って…

映画感想「ある脅迫」「ハートストーン」

「ある脅迫」 フィルムノワールの傑作という触れ込みであるが、どこかゆるいところがあるのは、日活色ゆえでしょうか。クライマックスへの緊迫感からもう一歩突っ込んだサスペンスで盛り上がるのかと思うとあっさりエンディング。監督は蔵原惟繕。銀行の通用…

映画感想「爆薬に火をつけろ」「第三の死角」「われらの時代」

「爆薬に火をつけろ」 たわいのない映画ですが、だからのんびり楽しめる空気が楽しいのがこの手の映画ですね。監督は蔵原惟繕。土建業を営む主人公が工業地帯の埋め立て工事の仕事を請け負い、落札したものの大手の妨害を受ける。敢然と男の世界を前面に出し…

映画感想「地獄の曲り角」「海底から来た女」「嵐の中を突っ走れ」

「地獄の曲り角」 わずかなツッコミどころはあるとは言え、なかなか面白い犯罪映画でした。娯楽の本質を分かった人が作るとこうなるという典型的な仕上がりがみごと。監督は蔵原惟繕です。しがないホテルのボーイたちが、ダイス賭博で遊んでいるシーンに始ま…